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閖上太鼓保存会プロフィール

閖上太鼓保存会

閖上太鼓保存会は地域の振興を願う人々の努力により、平成2年に名取市生涯学習・和太鼓教室として出発しました。
老若男女を問わず幅広く集まったメンバーが薫り高い文化の町づくりを目指し、今日までたゆみなく練習を続けてきました。
平成4年には力強い地域後援者により閖上太鼓保存会が設立、平成8年には初の海外公演(カムチャッカ)を成功。
平成14年には閖上太鼓保存会設立10周年記念公演を行い、また同年より手作りの「閖上太鼓発表会」を開催しています。
平成23年3月11日の東日本大震災では、仲間、練習会場を失いましたが、残ったメンバーが閖上太鼓の灯火を消さぬよう平成23年5月に活動を再開。
復興イベント、地域のお祭り、平成24年7月には明治天皇百年祭への参加等県内外問わず演奏活動を行っています。
東日本大震災で多くのものを失いましたが、それ以上に多くの出会い、多くの支援をいただきました。
心から感謝の気持ちでいっぱいです。
その”感謝の気持ち”と”太鼓を叩ける喜び””閖上の元気な姿を伝えていきたい”という想いでメンバー一同練習に励み、ご支援いただいた皆様に演奏を通じて少しでもお返しできるよう演奏活動を続けていきたいです。

オリジナル曲「閖上大漁太鼓」

閖上浜は,昭和20年から30年にかけて,底曳き漁業の水揚げ量が東日本において有数を誇りました。
現在も,カニ・エビなどが水揚げされておりますが,なかでも赤貝の漁獲量とそのおいしさは日本一です。
今から400年前,伊達政宗が閖上浜を訪れた際に,漁師達が万祝(まいわい)と呼ばれる豪華なハンテンを着て樽や板子を叩いてはやし「閖上大漁祝い唄」を歌い踊り歓迎したと伝えられています。
「閖上大漁太鼓」はその「祝い唄」の伝統芸能と漁業が盛んだった頃の漁の様子を伝えております。

「大海原の水平線に棚引く叢雲を突き破り,旭日の目映い光が白砂青松に包まれる閖上港を照らすとき。
それを合図に海の男達は,それぞれの漁場へと船を駆らせる。
男達の目は遙か彼方に群がる海鳥の姿を見逃さない。
群れ飛ぶ海鳥の下には沢山の魚が群がり大漁を約束してくれる。
網を繰り上げる腕や拳に額から流れる汗が光る。
男達の息使いが最高潮になる頃,船の甲板は銀鱗で埋まる。
男達を迎える子供や女達。
喧嘩の朝の魚市場の中で男達の顔がほころぶ。
海の男達の住家の大海原。
彼らを迎える五月の東風(えな)に終日(ひねもす)海原は男達の心休まる時。
北西の風に荒れ狂う海原,四季折々の海原で生活する男達の喜怒哀楽を和太鼓の素朴で勇壮な音色に託し,響け轟けと力強く叩きあげたのが私たちのオリジナル曲『閖上大漁太鼓』なのです。」

「閖上大漁太鼓」は三部構成からなり,第一部は親潮と黒潮が折り重なり合う大海原の様子を。
第二部は早朝に漁師達が船を出す準備を始め,一隻また一隻と夜明けの海へ出て行く様子を。
第三部は大漁の祈りを込めての網をおろし,そして網をおこし大漁を喜び合う様子を,それぞれ太鼓によって表現します。